有限会社 高見創作室のブログ

高見創作室の仕事の様子や家具に対する想いを掲載しています。

奥沢・家具4

見えない部分のこだわり

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棚柱(写真の金属の棒)を出来たパネルに埋め込むための溝加工を

したところです。見えにくいので説明しますと、なんと溝の部分も

シナで仕上がっています。

シナ合板は表と裏がシナで作ってあるのでそこを利用して裏のシナが見えるギリギリの深さで溝加工しました。

棚柱を取り付けてしまうと分からないですけど、、、

もし、塗装する事になって棚柱をはずすような事になっても

表面と同じに仕上がっているので塗装屋さんも「ん?・・ここまで

やるか~」ってうならせたいですね。

自己満足の世界ですが・・・・

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棚柱を取り付けると、ま~~~~ったく見えません。


奥沢・家具5

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製作中・・・決してさぼっていた訳ではなく書き込みが遅れているだけです。

表面材として使用する「クルミ」の突き板(合板)が特注のため

なかなか入荷しないのでストップしています。

ここからの作業が更に神経を使います。一番のポイントは可動式と

いうところです。家具の角が動かす時にあたるとキズやヘコミなどが

できる事を想定して角をどのように処理するかが課題です。

まだ、いろいろ検討中ですが・・・

いずれにしても、お客様が想像しているよりも、「もっと良く仕上げる」事が一番の課題です。

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ここが以前に書いた「溝取り加工」の部分です。


奥沢・家具6

今日は待ちに待った材料が入ってきました。

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本体の周りにクルミの突き板(合板)を貼り付けたところです。

後ろに見える家具は側面が仕上がっていないものです。

大きい家具なので方向をいろいろ動かすのが結構大変です。

仕上がっていない時は気を使わずにできたのですが、写真のように

仕上がってくると動かすにも細心の注意を払います。

突き板仕事は精神的に疲れますが、

出来上がると「やっぱりいいな~」といつも思いますね。

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課題になっていた角の部分です。

ここには4mm角の無垢材を付ける事にしました。

写真は無垢材をつけるために角を凹ませて製作したものです。